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サラの鍵 [映画]

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ナチス占領下のパリで行われたユダヤ人迫害、ヴェルディヴ事件を題材にしたフランス映画です。

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ナチス占領下の1942年、フランス・パリ。
フランス県警があるユダヤ人家族のアパートに押し入る。
母と警察との異様な会話を耳にしたサラ(メリュジーヌ・マヤンス)はとっさに秘密の小部屋に弟を隠し、鍵をかける。
出る事ができない小さな部屋に幼い弟だけを残しそのままヴェルディブ(冬季競輪場)に収容されてしまった一家、驚いた事にそこには沢山のユダヤ人が収容されていた。

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まさか連行後収容所送りになりそのまま部屋に帰れなくなるとは思っていなかったサラ。
「弟を助けて、このままだと死んでしまう。」と頼むサラの願いは誰にも聞き入れられず、両親にもお前のせいだと罵られる。
この小部屋の小さな鍵がその後のサラの人生を変えていく。

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独・ナチスによるユダヤ人迫害は有名ですが、フランスでもフランス県警が行ったユダヤ人迫害があり、その時の様子を60年後の2009年、アメリカ人ジャーナリストのジュリアが解き明かしていくというお話でした。

過去と現在が交互に映し出され、ジュリアの視線でサラのその後が段々わかっていきます。

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ジュリア(クリスティン・スコット・トーマス)はパリでフランス人の夫と娘と幸せに暮らしています。
祖父母が所有するアパートを譲り受けることとなり大喜びの夫。
ジュリアのお腹には新しい命も芽生えていました。
ところがそのアパートに祖父母が住み始めた時期と、自分が調べていたヴェルディヴ事件の時期が一致する事に疑問を持ち始めます。
やがて義父の話によってそのアパートは罪もないユダヤ人家族が収容所に送られたあとに住む事になったものである事を確信します。

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過去と現在が少しづつつながっていきます。
夫に「そんなことを今更調べてどうなる」と責められてもジュリアは真実を追い続けます。

サラは弟を助けたい一心で収容所から友人と共に逃げ出します。
偶然助けてくれた老夫婦と共に弟が待つパリのアパートに戻って鍵を開きますが、弟を助けるにはあまりにも時間は経ちすぎていました。
収容所を一緒に逃げた友人も病に倒れ亡くなり、ヴェルディブで別の収容所に送られた両親とも生涯あうことは出来ませんでした。

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わかりやすくドキドキする見事なストーリー展開で引き込まれていきました。
ユダヤ人迫害の悲惨な事実だけを追うだけではなく、サラを助けた老夫婦のその後、
弟を死なせてしまったトラウマに押しつぶされるサラの生涯とサラの夫と息子の今、
サラのアパートに住んでいた夫の祖父母と義父の気持ち。

夫が言うように「今それを知っても何の徳もない」過去。
あの時代に生きていたら自分はどんな選択をしたのかなんて誰も答えられないそんな時代。
しかし人々はそれぞれ残酷な過去と戦いながら今を生きているという真実を知るジュリア。

真実の代償にジュリアの実生活は壊れて心に深い傷を負ってしまいます。
しかし彼女とサラが時の壁を越えて確実に関わっていき、助からなかったかもしれない命を助け繋いでいく、じんわり暖かい涙に包まれるラストに安心しました。   

       ★★★★☆ 

シネ・リーブル梅田にて上映中。
小さい劇場ですが午前中は立ち見になっていました。

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監督はジル・パケ=ブランネール。原作は世界中で300万部を売り上げたタチアナ・ド・ロネ。

サラを演じた少女、メリュジーヌ・マヤンスの演技がうまいです。
去年公開のフランソワ・オゾン監督「Ricky リッキー」という作品でもその魅力を感じました。

ジュリアを演じるのは『イングリッシュ・ペイシェント』でアカデミー主演賞にノミネートされたクリスティン・スコット・トーマス。実生活でも夫はフランス人医師とのこと。


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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル [映画]

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みなさん、去年のうちにご覧になったんでしょうね。
お正月映画でしたけど、遅めですが観てきました。

前作『ナイト&ディ』で王子のようで騎士のようなトム様のファンとなってしまった私ですので(ファンになるの遅っ?)とっても観たかったんですけど年末は時間がなくて。^ ^;
でもやっぱり面白いですね。満足、満足。
映画館はわたしのような遅めのお客さんで多めでしたし、「きゃあ!」っていう女性の声もあちこちから聞こえてきてましたよ。
画面いっぱいに車が降って来た時は思わず(画面なのに)体が避けたくなりましたもの。

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トム・クルーズがIMF諜報員、イーサン・ハントを演じる4作目。
製作総指揮は、本シリーズの製作権を持つトム様。
トム様は毎回監督を変えてるんですが、今回は『Mr.インクレディブル』や『レミーのおいしいレストラン』でアカデミー長編アニメ賞を2回受賞したブラッド・バード監督、初実写映画です。

実は3作目を観ていないんですが(その頃はファンじゃなかったもんで)今回のストーリーは3作目と関係してました。
前作でイーサンは結婚してて、でも幸せは長くは続かなかったんですよね。
観て無かった私でも充分理解出来たので無理に予習はしなくても大丈夫(たぶん)。

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お話はハンガリーのブタペストから始まります。
イーサンかと思ったら別の諜報員が登場。
そのIMF諜報員は美人の殺し屋に早々に殺され秘密ファイルが盗まれちゃいます。
実はそのファイルはある装置を機動するための暗号が記されているのです。
その暗号がコードネーム「コバルト」に渡ってしまうと人類の危機が・・・!!

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イーサンはモスクワの刑務所に拘留されていました。なんでかっていうのはラストにわかる伏線です。
IMFの仲間の援助でイーサンは無事に脱出。
その後、指令でコバルトの正体を探るミッションを命じられ変装してグレムリンに侵入です。

しかし、イーサンの裏をかく別組織に先手を打たれるわ、爆破テロに巻き込まれて吹き飛ばされるわ、グレムリン宮殿を爆破したテロの爆破犯の濡れ衣まで着せられちゃう。

爆破犯なんかもう知らん!っちゅうことで米政府はイーサンのチームを切り離すという「ゴーストプロトコル」を言い渡し、それでも守ってくれるという頼みの綱のIMF長官もあっけなく殺され、イーサンが頼れるのはチームの仲間3人だけ。
テロリストとして追われるイーサンは強敵コバルトから世界を守れるのか?!

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先週見た『哀しき獣』の主人公もかなり走ってましたが、この映画のトム様の走りっぷりも見事です。
走る姿が陸上選手みたい。

ドバイでは世界一高いという高層ビルを窓ガラスにくっつく秘密兵器のグローブでよいしょって登っていき、途中で右手のグローブが壊れて左手だけになっちゃってハラハラ。

そんな緊張した場面にぷっと吹き出すような1シーンが入ってたり、砂嵐の中に巻き込まれ視界が無くなると思いきや窓ガラスを登る時に使ったメガネが胸のポケットにあって役にたったり、なんだかとても気が効いてるシーンが多くて笑ったり驚いたりが心地いい映画でした。
スパイの秘密兵器も変装も、タキシード姿もスマートでお洒落。
展開も速くてテンポもいいし、アニメ映画監督だから出せる味なんでしょうか。

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敵のコバルトは大学教授のオッサン。でもありえないくらいの身体能力の持ち主。
変装うまいし駐車場のラストではイーサンをぼこぼこ。

教授は砂嵐の中でイーサンの車と激突後、空中を回転して落ちてきた車に乗っていたはずなのに
危うく下敷きになるところを交わしたイーサンが車中を覗くと遥か先を元気にすったか走って逃げてました。
あの時から「ただ者じゃない・・・」とみんな思ったはず。

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ラストは車のエアバックは偉大だということと(今回トムが乗ったのは全部BMWとのことなんであれもそうかしら)でミッション終了。
イーサンは「ミッション終了!!」って何度もボタン押しながら叫んでくれました(笑)
サンフランシスコの海に落ちたという「あれ」はどうなったんでしょうか。今後が心配です。

突っ込みどころも多いんですけど、トム様はやっぱり騎士ですね。
愛する人の為に次回も戦ってくれそうです。
ドキドキして笑えてちょっぴりほんわかして。
スッキリ気分で帰れるアクション娯楽大作でした。

     ★★★★☆


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哀しき獣 [映画]

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映画は観てましたが、ブログの更新を2ヶ月ほど怠っておりましたら年も改まってしまいました。
今年もぼちぼち、頑張ります。

今年の初映画は韓国映画。
『チェイサー』(2008)のナ・ホンジン監督の最新作です。
前作の主演のハ・ジョンウとキム・ユンソクが再度共演し、更に立場を逆にして作られているとの前情報。『チェイサー』があまりに衝撃的でしたのでやはり観に行ってしまいました。

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グナム(ハ・ジョンウ)は、中国延辺朝鮮族自治州のタクシー運転手。
生活苦のために妻は韓国で出稼ぎをしている。
出稼ぎに出す時に作った借金のせいで借金取りは絶えずグナムを急き立てる。

妻からの送金も連絡も無く困り果てている時、地元を牛耳る犬商人のミョン(キム・ユンソク)から借金を清算する代償にある男(教授と呼ばれている男)を韓国で殺してくれないかと持ちかけられる。
殺人を請け負って韓国に行けば借金も無くなり、妻にも会えるはず・・・。
ミョンの指図通り韓国に密入国したグナムは教えられた住所に行き、自分が殺す相手(教授)を確認。何度も下調べをして殺人もシュミレーション。
その後、妻に会うために妻の職場を尋ねるがすでに辞めて所在不明。
あちこち探し回るがどうしてもわからない為、困ったグナムは滞在期間を延ばしてもらうためにミョンに連絡するが延期は出来ないという。
仕方なく決行の日に教授の家の前に戻ると、教授はグナムの眼の前で二人の男と教授の運転手に殺されてしまう。
現場にいたグナムは警察からは教授を殺した犯人として追われることとなる。
しかしグナムを追ってくるのは警察だけではない。
中国に帰ろうとしてもミョンとの連絡は途絶え、ソウルを彷徨うグナム。
一体教授を殺した別の黒幕は誰なのか?ミョンがグナムを追うのは何故か。
そして妻は何処にいるのか。
ここから怒涛のような逃亡劇が始まっていく。

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とにかく追う方も追われる方も全力疾走。
ビルの窓から飛び降り、海に飛び込み、包丁を振りかざし、斧を持って追いかける。

韓国映画は借金、生活苦、猟奇殺人を扱う場合が多く、観る前に覚悟が必要なんですがナ・ホンジン監督の作品は前作もそうですが脚本も自身で手掛けていて、ストーリーがしっかりしている上に演じている人の心情を台詞で語らせるんじゃなく、視線や表情でみせてくれるので上手いなあと今回も感心してしまいました。
追われる主人公の周りで起こるカーチェイスも派手で巧妙。
最後まで凶器を振り回しどこまでも追いかけてくる不死身の男、ミョン役のキム・ユンソクは役作りの為かかなり太った風貌なので最初は彼とわからないほどでした。

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次々に起こる殺人や暴力シーンの展開が、後半になるに従い更に複雑で速度を増してゆくので誰が誰を狙っているのかが追い付いていけないほどです。
それもそのはず教授への殺人依頼が重なってしまって偶然同じ日に決行されてしまうからなんですけど(どんだけ恨まれてるの、教授)役者の顔がわかり難いのと韓国名がカタカナで聞きなれないせいか「え?だれ?」が積み重なってしまいます。

うかうかしてるとストーリーに置いていかるんですが(そんな方もかなり多いんじゃないかしら)でも映像の新鮮さにラストまで圧倒されますから期待は裏切りません、是非機会があれば大きな画面でのご鑑賞をお勧めします。

『チェイサー』もそうですがこの作品もハリウッドでリメイクが決定しているのだとか・・・・。
ハリウッド、リメイクばかりじゃ駄目じゃない?

    ★★★★★

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中国に住む韓国系朝鮮人=朝鮮族という設定は中国でも韓国でも疎まれる主人公たちの境遇の哀しさを描いていて痛いほどです。

かなり入り組んだストーリーでしたからここから「教授殺人事件」を時系列に考えてみます。
時系列なのでネタバレです。鑑賞後にこんがらがった方のみ読んでください。
正しいかどうかは保証出来ませんが(笑)ご参考に。

教授の妻は銀行員と浮気
銀行員がミョンに教授の殺人依頼(朝鮮族斡旋)→ミョンが殺人をグナムに依頼。

教授もある女と浮気。
女と恋愛関係のある社長が教授を恨み、教授の殺人計画→社長の手下に殺人命令。
教授の運転手も加担して殺人計画を実行、教授死亡。

それを目撃したグナムはミョンとの約束の教授の親指を持ち帰るために教授の死体に近付くが
犯人ともみ合い教授殺人犯の運転手を殺してしまう。
手下は教授ともみ合い死亡?

パトカーがやってきてグナムが殺人犯として追われる。グナムは逃亡。

社長が自分の殺人計画が発覚する事を防ぐために目撃者のグナムを追う。
グナムを追ううちにわかった元締めのミョンも手下に殺害指示する。

ミョンは殺しに来た社長の手下を逆に殺害。生き残った手下に社長の住所を聞き韓国に乗り込む。
社長に会いお金を請求。社長が証人として恐れるグナムの殺害も請け負う。
ミョンはグナムを追跡。

社長はミョンにグナムの殺害を依頼するとともにミョンの命も狙うがミョンに気付かれ
反対に手下は全滅。
社長はミョンに殺され、ミョンも傷が深く死亡。

グナムは社長とミョンと警察に追われるが逃げ切る。
しかし大きな傷を負ってしまう。
グナムは申し訳ないと思っていた教授の妻が銀行員と会っていることで事件の全てを理解。

グナムは探していた妻がニュースで流れる身元不明の事件の被害者ではないかと考える。
ニュースで流れた犯人が妻が付き合っていたと疑っていた男であったためである。
犯人の供述も妻が被害者であることで納得出来るものであったため、
警察に電話で問い合わせるが個人情報なので答えられないの繰り返し、
遺体確認をお金を払った業者に任せる。
業者の男はグナムが持ってきた写真で遺体確認をするが判断がつかない。
しかしグナムには妻に間違いないと報告する。

遺体を火葬にして遺骨を引き取り、子供の待つ中国に帰るため漁船の船長を包丁で脅し
来た時に渡った黄海を再び渡るグナム。
しかしグナムが負った傷は深く、グナムは船長の手により遺骨と共に夜の黄海に沈む。

そしてグナムの住む町の駅に一人の女性が電車から降り立つ。


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三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 [映画]

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3Dが美しいと聞いたので3Dメガネをかけて観てきました。
せっかく料金払って3D観てるのにこれはもったいなかったかな~という映画も多々ありますよね。
今回はオープニングの人形での説明が立体的で可愛い。
空から落ちて塔に突き刺さる飛行船、飛行船から落ちて行く謎の美女など上から下に落ちるシーン、空から観る17世紀のヨーロッパの街並みも美しい。
過去最大の8台の3Dカメラで撮られてるって話です。
ってわけで今回はメガネのせいでなお一層暗くて何やってるかわかんなかった『パイレ◎×…』などとは違い、3Dで観たほうが楽しめる映画だったと思われます。3Dも日々進歩してるんですね。

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主人公はダルタニアンという少年なのに題名が『三銃士』なのはなんでだろう?と思っていたのは私だけでしょうか。^.^;
こんな初歩的なこと言うと超有名なこの原作、アレクサンドル・デュマの『三銃士』を読んだ事がないのがばれちゃうんですけど、ちょいと調べてみましたら実は『三銃士』は『ダルタニアン物語』の第1部にあたるんですね。
だったら初めから『ダルタニアン物語』とか『三銃士とダルタニアン』とかにしてくれてたら良かったんですけど・・・第2部は『二十年後』という題名通りダルタニアンも40歳になるんだそうですから、やっぱり若きダルタニアンが活躍する第1部『三銃士』が面白い(はず?)。
原作に忠実かつ現代風にアレンジしての映画化です。

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時はルイ13世の頃、フランス王国。
田舎から銃士になる為にパリへ向かう青年ダルタニアン(ローガン・ラーマン)は、短気で向こう見ずな性格が災いしトラブル続き。
パリに出てきて直ぐに決闘することになったのはなんと憧れの三銃士だったが、その矢先にリシュリュー枢機卿率いる護衛士と乱闘騒ぎに巻き込まれ、三銃士とは仲間となります。
やがて悪役リシュリュー枢機卿の命令で動く謎の美女ミレディ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)が盗んだ王妃の首飾りを取り戻すため、英国のバッキンガム公爵(オーランド・ブルーム)の城に向かう三銃士とダルタニアン。
バッキンガム公爵にはダ・ヴィンチの飛行船設計図を盗まれた貸しもあった。
ダルタニアン達はフランスと世界の平和を救う事は出来るのか?

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お子ちゃまルイ13世を操り、英仏両国にまたがる陰謀をたくらむリシュリュー枢機卿に『イングロリアス・バスターズ』で血も涙もないナチス将校役でアカデミー賞を受賞したクリストフ・ヴァルツ。
でも部下に陰で「やっちまいなさい」と命令するだけであんまり悪役オーラはなかったかな。

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オールバックで派手な衣装。(靴はハイヒールらしいけど映画ではそんなシーンは無かったよ)
悪役初挑戦のオーランド・ブルームもそれほど活躍してなかったような。もっと目立って欲しかったぞ。

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今回の悪役ではやっぱりこのお方、ミレディ役のミラ・ジョヴォヴィッチ。
監督のポール・W・S・アンダーソンの奥さんでもあります。
ミラって実生活でも3度結婚していたんですね。
最初の結婚は93年「バッド・チューニング」で共演したショーン・アンドリュースと結婚して即離婚。
97年にリュック・ベッソン監督と再婚して99年離婚。
その後「バイオハザード」の監督でもあるアンダーソンと交際して婚約中の07年には娘を出産後、09年に結婚しています。恋多き女なんですね。

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出演者も衣装も豪華絢爛、飛行船も古典的な帆船で素敵、アクションも派手で剣さばきも華麗、悪女ミレディは死んだかと思われて実は・・・次回もありますよという終わり方。
でもう~ん、映像は美しかったけど次は観るかなと言われるとどうかしら。
何にも考えずに観たい時なら良いかもね。
そして次回はオーリーに毒々しく踏ん張って欲しい。 ★★★☆


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ミッション:8ミニッツ [映画]

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『このラスト、映画通ほどダマされる』というコピー
予算ながらストーリーの意外性で話題となった前作、『月に囚われた男』のダンカン・ジョーンズ監督の2作目です。
『月に…』の時はジョーンズ監督はデヴィッド・ボウイの息子さんだというのでも話題でしたけど、
もうそんなことは言わせないぞってほど良く出来た面白い映画でした。

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米軍エリートスティーヴンス大尉(ジェイク・ギレンホール)は列車の中で目覚める。
前に座る女性(ミシェル・モナハン)がスティーヴンスに親しげに話かける。
通路を通る人が自分の靴に飲み物をこぼす、靴が汚れる、車掌が「切符を拝見」とやってくる・・・。
何度も繰り返し映し出されることとなるこのシーン。

主人公も観ている観客もそこが「電車の中」であることしかわからずに戸惑います。
女性から“ショーン”と呼ばれている自分は誰?何のためにここにいるのか?

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スティーヴンスはやがて軍の極秘ミッションの為にある装置を介して自分の「精神」だけが他人の体に移されている事を知らされます。
その日の朝、シカゴではテロによる列車爆発事故が発生。
列車の乗客は全員死亡していましたが、その乗客の一人ショーンの体にスティーヴンスの「精神」を乗り移らせて事故の原因と犯人を突き止め、次に起きるはずのテロを阻止しようとしていました。
つまり過去を探って未来を守るということ。
なんでショーンが選ばれたかっていうのはスティーヴンス大尉と一番相性が良かったからだけらしいんだけど・・・。
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この画期的なプログラムを開発した博士の説明によると、死んだ人は死ぬ直前の8分間の記憶を残しているからショーンの体を借りて過去に戻っていられる時間は8分まで。
なので過去での8分が過ぎ、ショーンが死ぬとスティーブンスに戻って博士に報告、もういやだと言ってるのにまた過去に送られちゃう。

過去に戻れるのは毎回8分だけど、その時の記憶はちゃんと残っているから何度も死んだり戻ったりしてれば最初は列車の切符さえどこに入れているのがわからなかったショーンもどんどん手際がよくなっちゃって犯人に近付いてはいくんですけど・・・、でもそれと同時に湧き上がる疑問。
戻って来た自分が入れられているこの場所は何処なのか、何故こんなミッションを与えられているのか?

そしてショーンの眼の前にいる愛らしい女性を救いたいと思い始めるスティーヴン。
でも彼女ももう死んでいる乗客の一人なんです。起こってしまった過去は変えられない。

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SF映画の要素もあり犯人探しもありますけどそれよりスティーヴン大尉の心の動きやミッションの裏に隠された悲しい事実が緻密に組み立てられて先が読めず面白いです。
死んだ乗客達を救いたいと思う気持ち、そして本当の自分が置かれている現実はどうなるのか。
スティーヴン大尉の悲しい事実は割と早く明かされますがそれをふまえた意外なラストに思わず涙してしまいました。
ちょっと「アバター」っぽいと思ったのは私だけ?
ジェイク・ギレンホールは元々好きな俳優さんですけどやっぱり素敵でした。

本当に面白い映画って映画が終わった後もこのエンディングはどういう意味だったのかとか、
この続きがあったらどんな物語になるのだろうかと思い描けるものですよね。
そういう意味で私は素直に「なるほど、そうきたか」と思いまいしたが、想像力をもっと豊富に持ってる人なら色んな解釈ができるはず。

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スティーヴンスが過去から今に帰る際にチラッと見える銀色の球体のモニュメントも気になってましたがラストにはちゃんと意味がわかるようになってますし、オープニングから実はヒントが散りばめられているんだという監督の話もありますから、2回みたらまた違った発見が出来るかもしれません。

謎解き好きにはお勧めの一本です。  ★★★★★


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りかちゃんが結婚!? [日常]

なんとあのりかちゃんが結婚する(したの?)らしいです。
しかもお相手はクマ?
面白いから「ネタりか」さんから記事を拝借してきました。

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ついに結婚の国民的着せ替え人形、その超モテぶりがスゴイ

着せ替え人形といえば、リカちゃん。女性ははもちろんのこと、お人形遊びをしない男性でも名前くらいはご存知ではないだろうか。まさに国民的着せ替え人形である。

先日、そのリカちゃんこと香山リカ(11才)が、エステーの防虫剤『ムシューダ』のCMキャラクターであるムッシュ熊雄の兄・熊真呂との結婚が決まり話題となった。大変おめでたい話なのだが、リカちゃんの彼氏はどこにいったのだろう。発売後より常に特定の彼氏がいたリカちゃん。過去の超モテぶりは以下のとおりだ。
 
●初代:わたるくん(1968年頃:交際期間8年)
リカちゃんより1学年上の6年生。キラキラおめめにガッチリかためたプラスチック製の七三がトレードマーク。リカちゃんやその友達いづみちゃんと「リカちゃんトリオ」なるユニットを組んでいたが、女の子ドールとタッチが違いすぎて違和感というかむしろ異次元の域。それが原因で別れたのだろうか。

●2代目:マサトくん(1976年頃:交際期間5年)
こちらもわたるくんと同じ6年生。時代の変化か髪がサラサラの植毛に! でも顔が濃すぎて、並ぶとやっぱり違和感。

●3代目:イサムくん(1981年頃:交際期間19年)
交際歴も歴代で最も長い19年。ほとんどの人がリカちゃんの彼といえば、イサムくんを連想するのではないだろうか。

ご近所さんというイイ感じな設定の上、リカちゃんと並んでもかなりなじむ容姿。リカちゃんの幾度かの引越しにもめげず愛をはぐぐむ。そのままゴールインかと思いきや、2000年頃に新しい彼氏登場でまさかのフェードアウト。

●4代目:かけるくん(2000年:交際期間8年)
オカッパ姿が素敵な彼。商品名は「かっこいいかけるくん」。交際19年のイサムくんを差し置いてリカちゃんの心をガッチリ射止めたかのように見えたが、次代のレンくんにあっさりと座を奪われてしまう。

●5代目(現彼氏):レンくん(2008年~)
スタイリスト志望のオシャレさん。リカちゃん達女の子のスタイリストをしてくれるなど尽くしてくれる。まさかのピアス男子。
 
常にその時代の女の子を体現してきたリカちゃん。彼氏も「憧れの先輩」から「幼なじみ」、「尽くしてくれる男性」へと変化している。また、商品化こそされていないが、リカちゃんには未来の旦那さんとして「フランツ・シブレー」というフランス人男性も存在。フランツとの間に一児ともうけることになっているらしい。

熊真呂とフランツの時系列については不明だ。将来離婚することが想定されているのだろうか。そうだとしたらかなり深いストーリーである。ちなみに、公式サイトには過去の彼氏に関する情報は掲載されていない。リカちゃんは可愛いだけでなく、過去にとらわれない男前な一面もあるようだ。

常に時代の最先端を突っ走るリカちゃん。いつまでも世の女の子の憧れであることは間違いなさそうである。
(文・写真=MoG45)

「ネタりか」さんってそのネーミングからりかちゃんネタ専用かと思ったら芸能ほか幅広く・・・なんですね。面白いネタありがとうございます。

ネタりかさんへはこちらから。http://netallica.yahoo.co.jp/


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一命 [映画]

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邦画時代劇初の3D 映画となった映画です。
9月29日~10月2日に米カリフォルニア州バルアルト市で開催された『第1回バロアルト国際映画祭』で3D技術を称えるPAIFF&Dolby3D賞を受賞しています。
日本の美しい風景や荘厳な武家屋敷などの奥行き感を繊細に表現したことが評価されたようです。

残念ながら私は2Dで観ましたが、降り続く雨や燃えるような紅葉、そしてラストシーンでの舞い散る雪が3Dなら美しいのではないかと思いました。でも3D上映してる館はなんで少ないんだろう?

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戦国の世が終わり、太平が訪れた江戸時代初頭。
一人の浪人が名門・井伊家の屋敷に現れる。浪人の名は津雲半四郎(市川海老蔵)。
半四郎は井伊家の家老である斎藤勘解由(役所広司)に、「仕官先もままならず生活も苦しくなったので武士らしく切腹したい、こちらの庭先をお貸し願えないか」と申し出る。

当時は将軍徳川家による大名へのお家取り潰しが相次ぎ、町には浪人があふれていた。
そして食い詰めた浪人たちの間では“狂言切腹”が大流行。
それは裕福な大名屋敷に「庭先で切腹させて欲しい」と願い出て、
面倒を嫌う屋敷側から職や金品をもらうという“ゆすり”だった。

勘解由は半四郎に「狂言切腹など当家では通用せぬ、辞めるように」と諭し、
「二月前にも同じように若い浪人が訪ねてきて狂言切腹を申し出たが、屋敷の庭先で切腹した」と
その時の様子を語りだす。
その若い浪人の名は千々岩求女(瑛太)。

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勘解由が語る求女の最後は悲惨だった。
屋敷の者たちは求女が狂言切腹(ゆすり)に来た事に怒ったがそれを逆手にとり、武士に二言は無いはずと追い詰め、妻子の為に武士の命である刀までも売り竹光に変えたその少年に切れるはずのない竹光で見せしめのように切腹をさせていたのだった。
静かにその話を聞く半四郎。
半四郎が井伊家に切腹を願いでた真の目的は何だったのか。
今度は半四郎が勘解由に求女の話を語りだした。

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リストラ・倒産・病気・怪我、社会保障制度もない江戸時代に豊臣側だったからという理由で仕事を失った武士たちは武士らしく生きたいと願ってもどうやって生きていけばよかったのやら。
大きなお屋敷で今のんびり暮らしてるアンタ達と俺たちとは立場が逆転していてもおかしくなかったんだよ!
相手を憐れむ心を無くした武士に武家の格式や精神を語れるのか?という半四郎の怒りと叫び。

海老蔵さんが好きか嫌いかもこの映画を鑑賞するポイントではありますが、彼の眼力は凄かったです。さすが歌舞伎役者と言う感じ。眼も大きいしね。

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対するのは役所家老、静かに終わるわけもなく、後半の殺陣も1人対50人くらい?で戦います。
どうみてもそりゃ無理でしょって思うんですが、海老様は仇打ちに来たんじゃない、死ににきたんです。
でも死ぬ前に事の真実を話さなきゃ死ねなかったんですね。
でも孫までいるという初老役にしては海老蔵さんは若すぎたんじゃないでしょうか。
お肌つるつるだし・・・。食い詰め浪人なのにめちゃ強い。

そして竹光で切腹をする瑛太さんのシーンは演技だと解っていてもそりゃ痛そう。
お腹がえぐられる迫真の演技は観ていられません。愛する人と一緒になっても貧乏って辛い。
武士らしい生活をした事がいはずの彼に最後にやってきた武士の試練、結果守りたい命を守れずに死んでゆく求女には涙です。

その妻に今はあちこちで引っ張り凧の満島ひかりさん。生まれてからずっと貧乏です。

求女に切腹を笑いながら迫る血も涙もない沢潟という武士を青木崇高さんという役者さんが演じてましたがこれがまた本当に憎たらしい。
彼はNHKの朝のテレビ小説「ちりとてちん」、大河ドラマ「龍馬伝」等に出てるらしいけど知りませんでした。これからちょっと注目です。(一番右のお方)

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この映画は1962年の小林正樹監督作『切腹』をリメイクしたもの。
『切腹』とは滝口康彦原作の小説「異聞浪人記」の映画化で1963年のカンヌ国際映画祭で審査員特別賞をするなど国内外での評価も高い映画でした。

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役所広司演じるご家老が悪家老だったわけじゃないし、それどころか時々情け深さをちらりと見せるので海老蔵演じる半四郎に感情移入が出来ないで終わりました。
切腹は日本人独特の美学で、でもそんな日本人が観ても眼を背けたくなる長いシーンがこれでもかと続く冒頭。心が疲れますので苦手な方は気をつけて。

世界公開を念頭に置いて作られ、実際これから公開される映画ですが、武士の面目や美学がどこまで理解され伝わるのかなと思います。 ★★★★

監督;三池崇史  音楽;坂本龍一
あのでっかい屋敷は西本願寺かもと勝手に思ってたらエンドロールにも協力に西本願寺の表記がありました。やっぱりそうなのかしら。


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猿の惑星:創世記(ジェネシス) [映画]

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どうもシリーズものには弱い私。
期待せずに試写会で観た前作、ティム・バートン監督の「PLANET OF THE APES/猿の惑星」(01)が、10年前なので詳しいストーリーは忘れちゃったんだけど「うわ、面白い」と思った記憶だけ残っていたので今回は公開早々に観に行ってしまいました。
主演のマーク・ウォールバーグが印象に焼きついた映画でしたけど彼は今は大スターですよね。
ヘレナ・ボナム=カーターは特殊メイクで猿になってましたが、実生活では監督の奥さんになってます。
その時とは監督も出演者も違うから過大な期待は禁物なんだけど題名が同じってホントになんでしょね、魅力があります。

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『猿の惑星』は1968年のチャールトン・ヘストン主演で最初の作品が作られ、その後続編の映画が『続・猿の惑星』(70)、『新・猿の惑星』(71)、『猿の惑星・征服』(72)、『最後の猿の惑星』(73)、と4本が立て続けに制作、その他にもTVシリーズ、アニメでも制作され放映されたすごいシリーズ。

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この続編たちやアニメについては知らなくても、最初の『猿の惑星』はあまりに有名。観て損なし。
アカデミー賞に特殊メイクアップ賞を設立するきっかけを作った精巧な猿の特殊メイク、
そして衝撃のラスト!ざっくりのストーリーを紹介すると・・・

時は近未来。未知の惑星に不時着した宇宙飛行士のテイラー(チャールトン・ヘストン)達。
なんとそこは高度な知能を持つ猿が人間を支配している惑星だった。
迫害される人間たちを助け、惑星から逃亡を計るテイラー。
コーネリアスとジーラというチンパンジーの博士がテイラーを助けてくれるのだが、
しかし野蛮な猿が支配するこの惑星こそ、未来の地球だった、というオチ。
ラストシーンの朽ち果てた自由の女神の前に驚愕するテイラーの姿で終わります。
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支配される側が支配する側に変わると言うストーリーは第二次世界大戦時に体験した自身の経験を元に書かれたフランス人作家ピエール・ブールの小説が原作となってます。
(ブールは他に「戦場にかける橋」の作家でもあります。)

このストーリーをふまえて、今回のこの映画は“じゃあなぜ、地球は猿の惑星となっちゃったんだろう?”を考えた作品。

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時は現代のアメリカ・サンフランシスコ。
サンフランシスコの製薬会社研究所に勤める神経化学者ウィル(ジェームズ・フランコ)はアルツハイマーの新薬を開発する。
アルツハイマーが進んでいた自身の父の為に開発を急ぐウィル。
そんな中、新薬を投与し実験用に観察していた一匹のチンパンジーに驚くべき知能が示された。
そのチンパンジーの子供のシーザーを自宅で育てることとなるウィル。
シーザーにも母以上の知能が受け継がれて賢く成長していくが、やがて認知症の父が起こす事件がきっかけでシーザーは自宅の隣のオヤジに傷を負わせてしまい、猿の収容施設におくられてしまう。
信頼していたウィルはいつまで経っても助けてくれず、収容所での人間の暴力に怒り、収監された他の虐げられる猿の仲間に友情を感じ、やがてリーダーとしての自覚が芽生え始め、猿たちを率いて猿の自由の為に立ち上っていくというもの。

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目の前の欲・・・研究者は父の命であり、製薬会社にとっては巨万の富・・・に目がくらみ、結果を考えず安易に進められる新薬の研究。
その結果、やがて人類が人類を滅ぼすこととなっていくんです。
1作目のテーラーが受けた衝撃は実は猿が悪いんじゃなくて人間が悪いのよってことですね。

シーザー以外の猿が知能を発達させいく過程が時間の都合上なのか早すぎたよとか、薬は猿には有効だけど人間には強烈な副作用があるとか、猿の反乱が順調すぎるなど都合良すぎで進むのでストーリーとしては特に新しいものも驚きもないです。

ラストもあらそこで終わるのね、ってエンドドールを迎えるんですが、一斉にどかっと席を立つ皆さんが出口を目指す途中にその後日談が直ぐ始まるのでちょっと我慢して座っていてください。
皆慌てて近くの席に座ったりしてましたよ。ウィルの隣のオヤジが再登場しますから。 ★★★☆

人類の驕りに警鐘を鳴らす作品となっています。
猿は全部CGで作られていて昔のように着ぐるみの中で汗をかく役者さんはいらなくなったとのこと。
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのゴラム役のアンディ・サーキスの演技が今回もCG加工されています。
時代は確実にアカデミー賞特殊メーキャップ賞からアカデミー賞視覚効果賞へと変わっています。

s_DP2011091504.jpg 監督;ルパート・ワイアット


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孫文の義士団 [映画]

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中国歴代興業収入歴代トップ10にランクイン、アジア各国の映画賞で70部門ノミネート、
37部門受賞、『レッドクリフ2』を抜き大ヒットした作品。
実は私は知らなかったんですけど、友人からメールで絶対見ろという指令が来まして、
時は遅く大阪では高槻セレクトシネマでのみで上映してたので高槻に行く事にしました。

が、なんと高槻セレクトシネマは先月の9月30日にて閉館!?
ぎりぎりで最終日、劇場鑑賞に間に合いました。(><)

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1901年、清朝末期の香港では民主運動の学者が暗殺される。
その後民主運動を行うものに対し清朝は暗殺団を組織して抹殺し始める。
そして1906年英国領香港、腐敗しきった清朝打倒を唱える“孫文”が亡命先の東京から戻ってくるという極秘情報が流れる。
目的は革命の為の武装蜂起の同志との密談だった。

情報を聞いた孫文の命を狙う西大后の暗殺団は500名。
対する革命を支持する香港の活動家チェン・シャオバイ(レオン・カ―フェイ)に課せられたのは、
同志と孫文との密談を成功させる 「1時間」。
チェン・シャオバイを支援する地元の豪商のリー・ユータン(ワン・シュエチー)は腕に覚えがありそうな人物を捜し、孫文の護衛団を結成。

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香港の港に着いた孫文を護るため、少林寺を追いだされた元僧侶・大男のワン(メンケ・バータル)が暗殺団を投げ飛ばし、父を暗殺団に殺され復讐を誓う女の子、ファン・ホン(クリス・リー)が爆弾を阻止、何の為に戦うのはわからないけど、ご主人のユータンの為ならと志願するアス―(ニコラス・ツェー)がユータンの長男チョングアン(ワン・ポーチエ)を「孫文の影武者」と偽り人力車を引き回し、
その横には活動家チェン・シャオバイが付く。
そして道ならぬ恋の末、浮浪者に身を落とし悔いる日々をおくる元御曹司・鉄扇の達人リユ・ユーバイ(レオン・ライ)が最後の難所を護る。

意外な姿で襲いかかる暗殺団に義士団メンバーは一人また一人と倒されて影武者孫文の人力車を護る最後の頼みの綱、ユーバイの前には無数の暗殺団に彼一人!
(それは絶対無理やろ?と心の中で叫んじゃうシチュエーション。
ユーバイは浮浪者の時はゴワゴワ髪だったのに戦いに臨む時は美しい艶々ストレートヘアーに変身。どうやってあのくせ毛を伸ばしたのかって余計な事も考えちゃうぞ)

また密かに商人ウ―ビンを護るシェン(ドニ―・イェン)の前にも暗殺者が現れ壮絶な戦いが。

シェンはかつて妻だったユエル(ファン・ピンピン)に頼まれ、ユエルの今夫、ユータンを守る為だけに義士団とは別行動で護衛に加担。
彼は博打ばかりで苦労をかけた末に離縁した元妻と今はユータンの娘として幸せに暮らす幼い自分の娘の為に、最初は暗殺団の手先で悪役だったのに転身するという役どころ。
彼が自分を護っている事はユータンさえも知らず、クズのような男がただ幼い娘の将来の幸せの為だけに命を捨てて戦う。

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暗殺者に追われるシェンが沢山の人が行きかう香港の歩道を数々の障害物を飛び越え、人を避ける為に柱を、壁を、走り駆け抜ける様はあまりに高速。
追ってくる暗殺者も屋根を伝いひた走りやがて追い付きカンフー戦が始まるんですけど、このシーンは他もすごいけど重力が無いようなアクション続き圧巻。
彼の最後は馬にアタック、跳ね飛ばされるって凄すぎる・・・。

義士団として戦った個々の戦士たちのエピソードもきっちり語られている上に、悪役の首領ヤン(フー・ジュン)は実はチェン・シャオバイの教え子でもあったという憎い師弟関係も加えられており最後の戦いを盛り上げます。

きっちり描かれる人間関係、人間業とは思えないアクション、巧みな演出、そして当時の香港を忠実に再現した美しいセットや衣装。

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国を憂いて戦う人と、父や娘や息子を想う人々。 

最初は顔もわかりにくかった人物やストーリーが中盤過ぎから繋がって、後半のアクションへと雪崩れ込むと目が離せません。義士団メンバーの死にはぐっときます。(R-15です。)

これは辛亥革命前夜の名もなき人達のお話。香港映画はなかなか深いです。
出来れば大画面で見て欲しいですが11月にはDVDも発売されそうです。

辛亥革命は、この後日談がもうすぐ公開のジャッキー・チェン主演の『1911』と続くらしいので
そちらも期待大です。 ★★★★☆

監督;テディ・チャン アクション監督;ドン・ワイ 
出演;ドニ―・イェン 『イップ・マン序章』『イップ・マン葉問』、
レオン・ライ 『花の生涯 ~梅蘭芳〈メイランファン〉~』、
ニコラス・ツェー 『新少林寺/SHAOLIN』
フー・ジュン 『レッドクリフ』
レオン・カ―フェイ 『愛人/ラマン』

2010年 中国(香港)  138分


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アジョシ [映画]

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なんばパークスシネマで鑑賞。上映館が少なめです。

2010年の韓国映画。韓国で大ヒットした映画で、夏に会った韓国通友人Sちゃんの超お勧め映画だったので観てきました。彼女はとにかくウォンビンが大好きなんです。
「・・・アジョシってなに?」と聞く私に、友人二人が同時に「おじさん!!」と叫ぶのでびっくり。

で、1つ韓国語を覚えました。アジョシはおじさん。おじさんと呼ばれるウォンビンは34歳。

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お話は街の片隅で質屋を営んでひっそり生きる男テシク(ウォンビン)が、アパートの隣の部屋に住む母子の絡む麻薬犯罪に巻き込まれていくもの。

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働いてた怪しげなクラブで麻薬組織の取引のブツを横取りしたソミの母。
やがて彼女は臓器は抜かれた無残な死体で見つかりその容疑はテシクに・・。
組織に連れ去られた娘ソミ(キム・セロン)はどこに?
ソミに隣のおじさんとして慕われていたテシクは、それまでは距離を置いて付き合ってたソミを探すために単身組織に乗り込む。
麻薬事件の犯人としてテシクを追う警察。
テシクは何者なのか。ソミを見つけ、助ける事は出来るのか・・・。

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主演のウォンビンは無敵です。
口数少なく表情も変えず悪者を殺しまくります。
最初は知らされないテシクの過去―情報特殊部隊の元要員、愛する妻とお腹の子供を自分の仕事が原因で亡くしている―って事が途中で警察の調べという形で、見ている観客にもわかってきます。

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子役の女の子は『冬の小鳥』で絶賛された子役、キム・セロンちゃんという子なんですけど、
自分に冷たい態度をとり続けるアジョシに
「でも嫌いにならない。おじさんまで嫌いになったら、私の好きな人がいなくなっちゃう」など、どこかで聞いたようなあまりにもベタな台詞ばかりを使わせるので残念ながら天才子役のオーラは出ていませんでした。
この台詞と指に塗ってくれたマニキュアくらいでテシクが組織を全滅させるほどの動機になるのかも疑問。
もっと少女と自分の守れなかった妻と子供の思い出を前に出してくれてたら共感できたのにね。

きっと監督は「レオン」のようなストーリーを目指してたと思われるんですが不完全燃焼、「レオン」のような物悲しさもアクション映画を見た後のスカッとしたものもなかったです。

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339931view003.jpg <カット後>

劇中、鬼太郎のような髪型から自分でじょりじょりと髪を短く切るテシク。
彼の、少女を組織から取り戻すという決意や本気出す気合いが感じられるシーンです。
確かに前髪長すぎで前見えんやろって感じでしたもん。
でも私個人としては髪は長い方がかっこいいと思うけど。

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劇場は年齢高めの女性が多くて混んでました。
ラストにすすり泣きのような声も聞こえてきましたが、目玉ごろんなどの残酷でグロいシーン満載、
韓国映画らしいじっとりした映画です。
こんなグロい映画なのに沢山の女性に足を運ばさせて泣かせるウォンビンは、すごい。
   ★★★☆

監督;脚本;イ・ジョンボム 韓国  119分


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